この記事の目次
フィッシングトークンに注意
CounterParty内でフィッシング目的のトークンが配布され、被害が出てしまいました。
【緊急】walletが盗まれてしまいます!!counterpartyトークン「wallst」の概要にあるCounterwalletのような画面にパスフレーズを入力するとwalletが盗まれてしまいます!絶対にアクセスしないで下さい! https://t.co/5xaBXkYh5s
— Avacus (@Avacus_official) 2018年6月18日
Walletのパスフレーズは現実社会の実印
まず、仮想通貨を取り扱う上で必ず知っておかなければいけないことがあります。
ウォレットのパスフレーズというのは、実社会における実印のようなもの。そして仮想通貨は、誰の保証も無いどころか、場合によっては国を敵に回しても自由を求める者が挑戦するもの。投資と言われてはいるが、何だかんだで守られている株や先物とは全く質が違う。理解できないなら、触らない方がいい。
— 涼宮(MACROSS7,VACUS,Avacus) (@suzumiya87) 2018年6月19日
資産の預入先と見ても、銀行のように保証してくれません。
投資先と見ても、株や先物のように資産を保証してくれません。
つまり、個々人がパスフレーズを、銀行がお客様の資産を厳重に保管するのと同じように保管しなければいけないということです。
まずは無視すること
自分が知らないトークンが送られてきた場合、無視しましょう。
心当たりがある場合は、当事者に必ず確認をとってから次の行動に移ってください。
ウォレットにそのトークンがあるから、第三者が何かウォレットを操作できるようになると言うことはありえませんので、絶対に自分の憶測で動かないように注意しましょう。
相談できる人がいなければツイッターで呟いてみれば他にも同じようなトークンが送付されている人がいるかも知れません。
今回のフィッシングの手口
WALLSTというスキャムトークンがMACROSSホルダー中心に配布されました。
トークンのインフォメーションへアクセスすると、Descriptionに何かが書いてあります。
フィッシングサイトの可能性もあるので、安易にこのようなリンクを踏まないようにしてください。
リップルとビットコインが貰えます、というようなことが書いてあります。
CounterWalletと酷似しているサイトが表示されました。
しかし、URLが先ほど記載されていたURLとは全く異なっていますし、
今度はXCPとSCOTCOINが当選したということが書かれてあります。
もうめちゃくちゃですね。
このLog Into Your Walletにパスフレーズを入力してしまうと、送信先にパスフレーズが送られ、それを入手したスキャマーが正式なCounterWalletへログインし、自分のウォレットにコインを全て送るという手口です。
WALLSTというコインだけではない。
カウンターパーティでは独自のコインは5XCP払うだけで誰でもすぐに作れてしまいます。このアカウントは過去に「EDRACHMA」というコインで同様のフィッシング詐欺を行っています。
このアカウントと同一人物とみられるアカウントが、6月19日19時現在、「MACROSSBONUS」というトークンを新規発行しています。
絶対に騙されないでくださいね。
怪しいコインはBurnしよう
受け取った怪しいコインは、Burnしましょう。
CounterPatrty Burn用アドレス
「 1CounterpartyXXXXXXXXXXXXXXXUWLpVr 」
市場で売却したり送付したりするとまた他の人へ送られ被害が拡大する危険性があるので、Burnしてしまうのが得策です。
ただ、送金手数料はかかってしまいます。
公式アナウンス以外のトークンは信用しないこと
【超重要】DJ全力のプロジェクトにおいて、DJ全力のツイート上以外で発動する企画やトークンは一切ありません。DJ全力の言葉で発表されないものは、総てフェイクまたは詐欺だと思い、無視してくださることをお願いいたします。
— Project DJ(MACROSS公式アカウント) (@vacus_macross7) 2018年6月19日
組み立てるのにどれだけ苦労し時間をかけてきたとしても何か一つで崩れてしまうのが信頼。ましてや今回は、仮想通貨を取り扱う上での基本的なリテラシーがあれば未然に防げていた程の簡単なフィッシング手口。
最低限学ぶべきことは学び、できる対策は行っておきましょう。
ただ、他人事ではないので、パスフレーズの保存場所をはじめとして、一度自分のウォレットの管理方法を見直して見るのも良いかもしれません。