フィッシングトークンに注意

CounterParty内でフィッシング目的のトークンが配布され、被害が出てしまいました。

 

Walletのパスフレーズは現実社会の実印

まず、仮想通貨を取り扱う上で必ず知っておかなければいけないことがあります。

資産の預入先と見ても、銀行のように保証してくれません。

投資先と見ても、株や先物のように資産を保証してくれません。

つまり、個々人がパスフレーズを、銀行がお客様の資産を厳重に保管するのと同じように保管しなければいけないということです。

まずは無視すること

自分が知らないトークンが送られてきた場合、無視しましょう。

心当たりがある場合は、当事者に必ず確認をとってから次の行動に移ってください。

ウォレットにそのトークンがあるから、第三者が何かウォレットを操作できるようになると言うことはありえませんので、絶対に自分の憶測で動かないように注意しましょう。

相談できる人がいなければツイッターで呟いてみれば他にも同じようなトークンが送付されている人がいるかも知れません。

今回のフィッシングの手口

WALLSTというスキャムトークンがMACROSSホルダー中心に配布されました。

トークンのインフォメーションへアクセスすると、Descriptionに何かが書いてあります。

フィッシングサイトの可能性もあるので、安易にこのようなリンクを踏まないようにしてください。

リップルとビットコインが貰えます、というようなことが書いてあります。

CounterWalletと酷似しているサイトが表示されました。

しかし、URLが先ほど記載されていたURLとは全く異なっていますし、

今度はXCPとSCOTCOINが当選したということが書かれてあります。

もうめちゃくちゃですね。

このLog Into Your Walletにパスフレーズを入力してしまうと、送信先にパスフレーズが送られ、それを入手したスキャマーが正式なCounterWalletへログインし、自分のウォレットにコインを全て送るという手口です。

WALLSTというコインだけではない。

カウンターパーティでは独自のコインは5XCP払うだけで誰でもすぐに作れてしまいます。このアカウントは過去に「EDRACHMA」というコインで同様のフィッシング詐欺を行っています。

このアカウントと同一人物とみられるアカウントが、6月19日19時現在、「MACROSSBONUS」というトークンを新規発行しています。

絶対に騙されないでくださいね。

怪しいコインはBurnしよう

受け取った怪しいコインは、Burnしましょう。

Burnとは?

CounterPatrty Burn用アドレス

「 1CounterpartyXXXXXXXXXXXXXXXUWLpVr 」

市場で売却したり送付したりするとまた他の人へ送られ被害が拡大する危険性があるので、Burnしてしまうのが得策です。

ただ、送金手数料はかかってしまいます。

公式アナウンス以外のトークンは信用しないこと

 

組み立てるのにどれだけ苦労し時間をかけてきたとしても何か一つで崩れてしまうのが信頼。ましてや今回は、仮想通貨を取り扱う上での基本的なリテラシーがあれば未然に防げていた程の簡単なフィッシング手口。

最低限学ぶべきことは学び、できる対策は行っておきましょう。

ただ、他人事ではないので、パスフレーズの保存場所をはじめとして、一度自分のウォレットの管理方法を見直して見るのも良いかもしれません。

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